中国では昔から「婦人以血為主(婦人は血を以って主と為す)」といわれるように、
女性の身体は何より血(血液)が重要とされます。
豊かな血が十分に身体を巡ることにより、体内活動を活発にし、美しく健康な身体を作ります。

体の冷えと食生活に気をつけましょう

日本は温度が高く、冷えやすい気候に加え、豊かな食文化やファッションがある反面、忙しい生活、食事の偏りなど不節生・不養生が身体のバランスを崩しています。
昔と比べると月経痛や子宮内膜症、子宮筋腫などが増えています。

生理の痛みは、身体からのお知らせです。

正常な生理はふつう25~35日(平均28日)周期で5~7日間あります。色は暗赤色で塊は無いか少量、痛みは無いか軽いのが正常です。痛みがあるのは何かの体内の異常の信号です。程度によりますが子宮内膜症や子宮筋腫、子宮後屈などの可能性もあります。
漢方では瘀血(おけつ)といい血流が滞って痛みが出ると考えています。すぐに鎮痛剤に頼るのではなく、自分の身体のチェックをしてみて下さい。

基礎体温をはかりましょう!

基礎体温は女性ホルモンのバランスを見るうえで重要なものです。平素から計る習慣をつけておきましょう。他に肩こり、頭痛、冷え性、月経血の塊はありませんか?基礎体温とは人間が生活していく上で最低限必要なエネルギーしか使っていない時の体温、つまり睡眠中の体温のことです。
体を動かすとエネルギーが生じてきますので、目が覚めてすぐのまだ体を動かしていない体温を測ります。
毎朝、測った体温を表に記入し、前の日のテンと線で結びます。正常な排卵周期はグラフのようになります。