人がトイレに行く回数は日中で5〜7回、寝ている間は0回が正常といわれます。
日中8回以上トイレに行き、夜間も1回以上おしっこに起きるなら、排尿の異常です。

排尿の悩み

急に尿をしたくなり、トイレまで我慢できず尿がもれてしますことがある。突然、我慢できないような尿意をもよおすことがあるなど過活動膀胱といって、膀胱が過敏な働きをするために尿のトラブルを起こします。
また、女性に多い尿トラブルとしてくしゃみや咳をした時、重いものを持った時、坂道を下った時に尿がもれることがあります。これを腹圧性尿失禁といいます。

男性の55歳以上の男性の5人に1人は前立腺が大きくなり内側の尿道を圧迫したり、前立腺の筋肉が過剰に収縮して尿道が圧迫されるために排尿障害を起こす前立腺肥大症という症状があるといわれています。
放っておくと尿毒症、尿路結石、腎不全などを引き起こし、手術が必要となることもあります。
こうした排尿のトラブルを中医薬ではパターンに分けて中成薬を調合します。症状にあわせて弱いところを之に戻す手助けをするのです。

便秘のお悩み

便秘はおなかにたまった生ゴミです。

便秘を続けると、体にさまざまな悪影響を及ぼします。排便は食事、仕事など生活環境と加齢、季節などに影響される生理習慣です。
便秘はストレス、食生活の乱れ、運動不足、腸内の汚れが原因といわれています。
腸の長短も原因になりますが、多くは時間にしばられて生活しているなどストレスを受けると交感神経が常に優位になってしまい腸のぜん動運動が悪くなります。こういった原因で便秘の人が増えてきています。
腹部を冷やさないよう飲食物に気をつけ、腸内の善玉菌が増えるよう発酵食品、整腸薬、食物繊維をとるよう心がけましょう。